• (5)テオ・ズンダーマイヤーの声-キリスト教神学とエキュメニカルな対話ー

    2017.11.24

    滝沢克己教授七五歳の誕生を祝って名誉神学博士号の授与をハイデルベクルク大学神学部が決定したとき、神学部はドイツの精神史および神学と日本のそれとの間の知的対話に対して、先生の神学的業績が独自の貢献をしたということを認めたのみではなく、それによってまた一つのインパルスを、すなわち、先生の業績がいっそう神学的に議論され、エキュメニカルな対話において先生の本当の声がいっそうはっきり聞かれるようになるようにというきっかけを、期待したのであります。…
       …以下に於いて、私は滝沢神学のどの点において、ヨーロッパ神学に対する挑戦を見ているか、また先生が神学的討論に対する重要な貢献をどこでされたのか、ということを、三点にわたって明かにしてみたいと思います。・・・追悼記念論文集発行委員会編『滝沢克己』より
      (新教出版社、1986、203、4頁、寺園喜基訳)